スナップスナップを導入する前はどのような販売形態をとられていましたか?
(品川氏)はい。スナップスナップさんを利用させていただいてから、もう10周年ですね。実はその10年前は学校写真の販売を行なっていなかったんですよ。
写真の業務としては、例えばホームページのための写真撮影とか、物撮り、人物、建物などイメージ撮影を行ってました(現在も継続)。また写真だけでなく動画でPV制作なども行ってます。
スナップスナップ導入のきっかけはなんでしょうか?
(品川氏)スクールの事業を始めようっていう時に、フォトネクスト(展示会)へ参加しました。そこでいろいろな業者さんや、販売サイトを拝見させていただいたのですが、その中でスナップスナップが一番ロイヤリティにもマッチしているかなと。
(稲元氏)私は過去にカメラマンとして学校写真販売の経験があって、他のサービスも使用していたことがあります。色々あちこち探してスナップスナップよさそうだねって話になりました。
スナップスナップを選んだ理由についてお聞かせください。
(稲元氏)別のサービスを利用していた時は、オンライン販売なんですけど、一括配送(※1)だったのが大変でした。送料の関係もあり、そうせざるを得ない部分があったんです。他のサービスでは販売管理と決済とデータの管理のみやってくれるのですが、写真の仕分けや梱包などを自分でやらなくてはいけない部分がありました。コストは抑えられるのですが、負担が大きかったですね。
(品川氏)つまり我々は、学校とか園さまとのリレーションから撮影・現像までの作業に集中したかったというところなので、販売に係る業務を一括で委託できるところを基本的に探していました。
——1番の決め手は業務の効率なんですね
(品川氏)カメラマンの現場での回し方だったりとか、子どもとの距離の取り方だったり、保護者さまのお手元に届くまでの仕上がりのところには自信を持っています。
その仕上がりの良さをお届けするために、プリントの質なども工場で見学させていただいて、その辺も含めて最高品質のものを一緒にお届けできるかなと思って選択させていただきました。
(品川氏)そのほかにも、保護者さまが見る販売サイトの見やすさだったりとか、階層(※2)の種類数が多かったんですよ。我々はあらゆる一瞬を逃さないということで、写真を撮る枚数も非常に多いものですから、保護者さまの方が閲覧する際に見やすいようには意識しました。
階層クラス分けだったり、シーン別や大タイトル・中タイトルと分けられる階層がしっかりあったのが大きな要因の一つですね。
※1 … 一括配送(一括納品機能):スナップスナップで保護者さまが注文いただいた写真を、印刷後、撮影事業者さまへ納品します。保護者さまに学校や園で写真をお受け取りいただくことができる機能です。保護者さまに直接写真をお届けする「個別納品機能」もございます。
※2 … 階層(フォルダ分け):スナップスナップでの写真販売時に写真の種類やクラスごとなど、任意の分類分けができるようになっています。販売画面で反映されますので、より写真をお届けやすくなります。
導入時に不安などはなかったですか?
(品川氏)正直ないです。不安はなかったですね。どっちかというとチャレンジの精神でスタートしたので。
(稲元氏)僕もほかでオンライン販売の経験があったので、そうですね。(不安はありませんでした)
導入してよかったと感じるポイントを教えてください。
(品川氏)まず、クレームが少ない。御社に直接入ってると思うんですが、それらもフィードバックしてくださる。それでもクレームは少ないです。(スナップスナップの)販売画面の作りがしっかりしているっていうところと、プリントだった場合の注文から納品スピードも、すごく満足しています。
あと、コールセンターがしっかりされている。
コールセンターの質というんですけども、すごく丁寧にご対応いただいていて本当に感謝しています。保護者さまに対してもそうだし、我々に対しても迅速にご丁寧に対応していただけるので、ありがたく思ってます。
(稲元氏)あと、導入当初からだいぶよくなってきてるところでいうと、例えば初期の頃はFTPソフトで送信して(入稿)とかやってましたよね。私が他の類似サービスを使用してた際は、そちらの方が(入稿ツールは)よくできてたんですよ。
でも「NEOS2(※3)」ができてだいぶ楽になりました。NEOS自体もだんだん作りがちゃんと良くなってきましたね。
(稲元氏)あと、我々はクイックアップロードがメインなので、あまり使わないのですが、「ジャッジ」がかかるあの機能、あれすごいですよね。
こちらでやってられないような時とか(時間がかけられない時)、人力で見て調整するのはすごいなと思います。
最初に「画像ジャッジ(※4)」と聞いた時「え、これ人力でやってるの?!」と。そこまで含めるとよくこの金額でできるなと思います。
今悩みとしてはRAW現像の指標を一応示すんですけど、やっぱりたくさんのカメラマンがRAW現像をやっているので、どうしてもばらつき出ちゃうんですよ。
ばらつきがどうにもならない時に、もうクイックアップロードじゃなくて、画像ジャッジにしようっていう話もしているので、そこら辺が頼りになるなっていうところはありますよね。
※3 … NEOS2:NEOS2とは、撮った写真をスナップスナップ上で販売するために入稿するツールです。入稿だけでなく、展示見本や証明写真・集合写真などの発注も行えます。
※4 … 画像ジャッジ:色補正のことを「ジャッジ」と呼んでいます。入稿された写真に対して、1枚1枚真摯に向き合い、被写体や撮影環境に応じた画づくりの判断をしています。

実際の使用した体験から、詳しくお話ししてくださいました。
スナップスナップを導入して、先生・保護者さまからのご意見などありましたら教えてください。
(品川氏)先生方も初めて使うのがスナップスナップで、保護者さまも初めて使うって感じなので比較ができなくて難しい質問ですね。言いにくいのですが、スナップスナップの販売画面でどうのこうのって話は特にないです。逆に言えばクレームもないってことなんですけど。スナップスナップさんという評価で受けるところは、我々的には困っているというか。写真館として評価いただきたいなと思う部分ではあるので。
現場に行った時に現場の動き、先生方にもすごい助かっているといただいたり、写真のクオリティというか、その辺の評価は非常にいただきます。
(稲元氏)我々は幼稚園・保育園がメインなので、保護者さまにとっては初めての(スクール)写真を購入するっていうアクションですよね。なので他と比較することができないのですが、私個人は小学生と中学生の息子と娘がいるので、他の業者さんが撮った写真とか、他のシステムを使ったことがあります。
(その上でお話しすると)サイトを開いた時の安心感はあると思います。個人情報を扱ったりするところですので、保護者さまにとってとても大事ですよね。
トップページを開いた時の安心感とかイメージはすごく良いです。

スナップスナップのトップページ
(品川氏)どうしても写真販売は、スナップスナップのサイトで行っているものですから、保護者の皆さんからしたら販売サイトは「スナップスナップ」なんですよね。だから現場では「Lifetime Photo(gbm)さん」ではなく「スナップスナップさん」と認識されることが多いんです。
10年間使ってきたなかで、どう自社のブランディングを広めていくかが我々のテーマでもあります。
(自社の名前を出すところが)リード文とかで案内するくらいしかないので、スナップスナップにログインした時に我々のホームページに遷移してからスナップスナップに遷移するとか、スナップスナップのところで写真館の名前が横に並ぶなど見せていただくことができたら非常にありがたい。
(稲元氏)保護者の方が(スナップスナップに)ログインしたらロゴが出てくるとかいいですね。
——そうですね。仰る通りで、スナップスナップのユーザーである保護者さまへ「どの写真館(撮影事業者)さま」が撮影しているのかを伝えていくというのは、まだまだうまく表現できていないことですね。こちらにかかわらず多くのご要望に対して、社内で検討議題として取り組んで参りますので、今後にご期待いただければと思います。
写真を撮る上でこだわってるポイントを教えてください。
(稲元氏)学校写真というジャンルってすごくピンキリだと思っているんです。「とりあえず写っていれば売れてしまう。」っていう悪い面もあったりすると思うので。
もともといろんな広告の写真などやってはいるんですが、個人的に学校写真はすごく好きなジャンルなんですね。なので本気で行なったら、保護者さまからすごく喜んでいただいたり、たくさん販売できた経験があります。
一見レッドオーシャンのように思えるんですけど、本気でやればちゃんとビジネスになると思うんです。そういうスタンスでやっているところって案外少ないなと思っています。私は専門学校とか大学で講師をやっているので、元教え子を呼んだりとかですね、そういった思いに賛同してくれる人たちを集めています。
(品川氏)我々のモットーに対して撮影現場の温度感とか撮影のしかたとか、その辺に共感できるメンバーを集めてます。それで10年、ずっと一緒にやってくれているメンバーもいますし、入れ替えもありますが、基本長く続けていただいていますね。
新しいメンバーも必要になってくるので、稲元さんにいつも面談していただいてます。
カスタマーサポートの満足度はどうでしょうか?
(品川氏)先ほど申し上げましたけどもサポートの「迅速な対応」「スピード感」すごく満足しています。もちろん、丁寧な対応ですし、我々からの要望に対してきっちり答えていただいているところです。文句なしの120点ですね。
(稲元氏)たしかに。それは本当に。
——ありがとうございます。
(稲元氏)あとはそうですね。僕がカメラマンなので、直接サポートの対応をすることはないんですけど。個人で受け持っているところもあるんですね。1園だけなのでクレームをいただいたことはないんですが。
ただ、一般的にカメラマンとかクリエイターってお客さんから直接お叱りとかがくると結構メンタルやられるんですよね。ワンクッションあるって結構でかいですよ。(お叱りが来るのは)ありがたい話なんですけどね。
なのでエンドユーザーさまに丁寧な対応をしていただけるというのは、すごい助かっていますね。
(品川氏)そうですね。我々(撮影事業者)に対しても、保護者に対しても、どちらに関しても同じことで満足しております。
スナップスナップご利用の満足度はいかがですか?
(品川氏)運用面では100点。
(稲元氏)うん。
(品川氏)ただ、我々をもっとブランディングしたい観点で、我々を宣伝というか、実績を保護者さまへ知っていただきたいとは思っています。
ホームページでも今後、カメラマンのプロフィールやこういった写真を撮影するとかを載せていこうと思っているので、スナップスナップでそういった場を設けたり広げたりして欲しいなと。そういった意味でサイト画面については80点です。
(稲元氏)そうですね、僕も意見としては同じです。
私たちカメラマンにとっても、知名度・ブランド力向上につながるようになるといいなと思ってます。
——お褒めのお言葉、ご要望含め撮影事業者・写真館の皆さまと一緒にスナップスナップを作っていく、写真を届けるサービスとして成長できるように尽力して参ります。この度はたくさんのお話ありがとうございました。

品川さん・稲元さん貴重なお話ありがとうございました
※2023年1月に実施したインタビューに基づいて作成しました。
※インタビューの内容は掲載時点のものです。